本日は八王子高校のPTAのみなさんに講演だった。


大変充実した講演ができた、と思う。


関係者のみなさま、ありがとうございます。




この学校は進学校であるが


AO入試などの安易な進路選択よりも


高3の最後の最後まで一般受験をがんばれ、という指導をしている。


(9月以前のAO出願を認めないようだ)


入学時にそうした条件を提示している。


すばらしい。


これこそまさに「キャリア教育」ではなかろうか。




最後まであきらめない。


挑戦する。


そうした18歳のチャレンジは


その結果がどうであれ、きっと将来の役に立つ。


AO入試という「楽な道」に妥協するとどうなるか。


あちこちでいろいろな声が聞こえる。




大学の授業についていけない。


学生生活に積極的になれない。


就活もうまくいかない。


そんな学生の中に、


少なくない「AO入学者」がいると聞いたことがある。




高校がキャリア教育の最後の砦であると、私はつねづね思っている。


大学に入ると面倒を見てくれる「メンター」役はいない。


(最近の大学は変わってきているようだが…一般的に…)


高校時代はせいいっぱい努力し、


頭を悩ませ勉強して欲しい。




大学入試のための勉強とは1つの方便なのだ。


入試のための知識を詰め込む過程で




「自分にあった勉強法」が身につく。


「努力を習慣に変える」体験ができる。


「話す力・書く力」の土台が築ける。




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私も苦手な数Ⅰに必死に取り込むことで


「わかること」と「わからないこと」を分けるという訓練ができていたのだと今にして思う。


それが論理性につながる。


私のプレゼンがわかりやすいとしたら


それはこうしたことの積み重ねのおかげであろう。




気持ちのよい高校で仕事ができた。


ありがとうございます。