今しがた、鹿児島より戻りました。
西郷どんです。
本家の鹿児島の西郷どんも
上野の西郷どんに負けず大人気でした。
ということで、鹿児島市教育委員会主催の講演会でした。
市内約120名程の小・中・高の先生方が、
↓ かごしま近代文学館での研修に参加されたわけです。
ご連絡いただいた米澤先生は
今私が日本教育新聞にて連載中の「鳥居徹也のキャリア相談室」をご覧いただいていたとのこと。
ありがとうございます。
また関係する教育委員会の先生方、ありがとうございました。
宮崎県をぐるぐる回っていますので
お隣の鹿児島県にはシンパシーを感じていました。
小学校の先生方が多いと聞き、
かつて撮影してあった小学校での実践を紹介しつつ
全編模擬授業で行いました。
ひじょ~に楽しかったです!
「キャリア教育」という言葉を分けて考えて
「キャリア」+「教育」
私は後者の「教育」がより重要だと思っています。
ところが当然のごとく前者に主眼が置かれますから
「キャリア教育」の内容は学校の現場からどんどん離れていきます。
今現在心の中に不安を抱えているものに
将来のどんな夢を語ろうと虚しい、と私は思います。
将来の夢が描けないのは
今が充実していないのではないか。
そんな観点で「キャリア教育」を見つめると
それはまさに、今現在の子どもたちの「学ぶ意味」が問われていいるのではないか。
だから最近の私の講演のタイトルは
「働く意味(キャリア教育)は学ぶ意味」
となっています。
講演後にはいくつかの学校から講演依頼をいただきました。
ありがとうございます。
もしかしたら「鹿児島市内キャラバン」が始まりそうな…
特に進学校の先生からご依頼をいただきました。
ぜひやりたいと思います。
進学校の生徒ほど「悲観性」が強いものです。
だからこそ進学校なのです。
周囲からの期待、本人の自覚、プレッシャー。
そしてひとたびその階段を上がると
競争は永遠に続きます。
よりよい大学。
よりよい一流企業。
そこには優秀な人材が集まりさらに競争は続く。
セルフエスティーム(自己評価、自己肯定感)には2種類あり
「能力に関するもの」と「存在に関するもの」。
前者はいわばvery good(とてもよい)が1つの基準です。
能力は常に上下し、上がれば自己肯定感も上がり
下がれば…
だからこそ後者のgood enough(これでよい)が大切になります。
存在に関する自己肯定感、すなわち人間関係です。
変動の激しい「能力」を補うものこそ「人間関係」です。
そんなことも伝えていきたいです。