講演後にアンケートを書いてもらうときに
「質問があったら書いてください。お時間はかかるかもしれませんが必ずお返事します」
といって質問を受け付けています。
宮崎キャラバンではすべてやろうと思います。
さてそんな中で次の質問。
アニメーターや声優等の「憧れ系の職業」への夢をあきらめるべきか、というような質問でした。
私はつぎのように答えました。
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質問ありがとうございます。
人間は希望がないと生きていけません。
夢は持ち続けるべきです。
しかし夢には段階があって、
「憧れだけの夢」と「実現すべき夢」があります。
あなたの夢はどちらですか?
夢を描くのはイメージの力です。
ではそのイメージの力にはどのようなものがあるのか?
どんな段階があるのか?
私は次のピラミッドを考えてみました。
(↓クリックで拡大)
もしあなたの夢が④や⑤の段階にあるならば、
おそらく声優にはなれないでしょう。
しかし夢のレベルが③に入りかけていたら…。
恐らくあなたは具体的な行動を起こすことでしょう。
それがどのような行動かは私にはわかりません。
声優養成の学校に足を運ぶことなのか、
声優のプロダクションを訪問することなのか、
オーディションを受けることなのか…。
あるいは日々、具体的にどんな努力をしているかも重要です。
ただあこがれの声優の声を聞いているだけなのか、
それともその声をまねて、実際に、同じようにテープに吹き込んでみたことがあるのか。
それを自分自身で客観的に聞いて修正する努力をしているのか。
ピラミッドにあるように、
②の創造とは「想いを形にすること」です。
憧れだけではだめなのです。
ましてや、声優の世界は非常に厳しいと聞いています。
才能や努力だけでなく運やツキも必要でしょう。
あなたににそこまでの覚悟があるのか、
まずは自分自身に問いかけてみてください。
「どんなリスクがあっても絶対にやり遂げる!」
という強い決意があるのならば、チャレンジすることをおすすめします。
しかしただ漠然とあこがれている段階(④のレベル)でしたら、
仕事にするのではなく趣味と割り切ることも考えねばなりません。
自分の可能性はどこにどう広がっていくのかわからないのです。
まずは自分の「つぶやきの習慣」を変えることから取り組んでください。
その上でもう一度、「挑戦すべきかどうか」決めてください。
ただ高校だけは中退しないようにしてください。
理由は…書くまでもありませんね。